申告書添付書類の一つ、勘定科目内訳明細書についての記事です。
科目内訳書とは
勘定科目内訳書は、完成した決算書項目の期末現在高を記載するもので、その内訳を求められる内訳書もあります。その目的は、決算報告書、法人事業概況説明書とともに、提出した申告書が適正であるか判断する資料になると思われます。また、大きな取引のあった、他社、他人の不正を監視する目的もあると思われます。
作成は、決算書項目の中に次の内訳書に該当する科目があれば作成します。
1.預貯金等の内訳書
2.受取手形の内訳書
3.売掛金(未収入金)の内訳書
4.仮払金(前渡金)の内訳書-貸付金及び受取利息の内訳書
5.棚卸資産(商品又は製品、半製品、仕掛品、原材料、 貯蔵品)の内訳書
6.有価証券の内訳書
7.固定資産(土地、土地の上に存する権利及び建物に限る。)の内訳書
8.支払手形の内訳書
9.買掛金(未払金・未払費用)の内訳書
10.仮受金(前受金・預り金)の内訳書-源泉所得税預り金の内訳書
11.借入金及び支払利子の内訳書
12.土地の売上高等の内訳書
13.売上高等の事業所別内訳書
14.役員報酬手当等及び人件費の内訳書
15.地代家賃等の内訳書-工業所有権等の使用料の内訳書
16.雑益、雑損失等の内訳書
記載の仕方は勘定科目内訳明細書下段に記載してます。
作成にあたっては、有料、無料のソフトもありますが、ソフトで作成すると、ただの印刷書類になるだけで、国税庁ホームページからダウンロードした用紙に、手書きか印刷かの違いです。ただ、会計ソフトに科目作成機能をもったものもあり、ある程度データを取り込むことも可能ですが、その分高価につきます。
売掛金用紙下記載の仕方文サンプル
記事はここまでです。