1.法人税額確定前の書き方
別表五(一)法人税額を計算する前までの書き方。別表五(一)は、法人税額を計算する前までの記入と、計算した確定税額を記入して、完成まで2回に分け作成します。最初の作成は、前期の「差引翌期首現在利益積立金額」を当期の「期首現在利益積立金額」へ転記して、他の別表からも含め当期中の増減を記入します。
@「1」「2」「3」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を「期首1」へ記入して、増減無
A「賞与引当金4」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を当期の「期首1」へ記入し「減2」へ記入、「増3」へ当期計上分を記入
B「退職給付引当金5」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を当期の「期首1」へ記入、期中支払分を「減2」へ記入、「増3」へ当期計上分を記入
C「繰越損益金26」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を「期首1」へ記入して「減2」へ記入
D「納税充当金27」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を「期首1」へ記入して「減2」へ記入
E「未納法人税28」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を「期首1」へ記入、「減2」は中間納付分をプラス記入、「増3」へ中間納付額を記入
F「未納道府県民税29」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を「期首1」へ記入、「減2」は中間納付分をプラス記入、「増3」へ中間納付額を記入
G「未納市町村民税30」=@前期の別表五(一)「翌期首4」を「期首1」へ記入、「減2」は中間納付分をプラス記入、「増3」へ中間納付額を記入
H「資本金又は出資金32」=@期首資本金又は出資金を記入、差引翌期首現在資本金等の額へ記入
2.別表へ記入
最初の別表五(一) 自平成31年4月1日至1令和2年3月31日
利益積立金額の計算に関する明細書
利益準備金 | (1) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額2,500,000
C差引翌期首現在利益積立金額=@@-A+Bの金額2,500,000 |
役員退職積立金 | (2) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額20,000,000
C差引翌期首現在利益積立金額=@@-A+Bの金額20,000,000 |
別途積立金 | (3) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額13,000,000
C差引翌期首現在利益積立金額=@@-A+Bの金額13,000,000 |
賞与引当金 | (4) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額2,500,000
A減=@前期賞与引当金の金額(別表4の減算留保の額)2,500,000
B増=@当期賞与引当金の金額(別表4の加算留保の額)3,000,000
C差引翌期首現在利益積立金額=@@-A+Bの金額3,000,000 |
退職給付引当金 | (5) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額2,250,000
A減=@期中に支払った退職金額(別表4の減算留保の額)500,000
B増=@当期分の期末退職給付費用の金額(別表4の加算留保の額)700,000
C差引翌期首現在利益積立金額=@@-A+Bの金額2,450,000 |
繰越損益金 | (26) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額101,680,690
A減=@@の金額101,680,690
B増=@法人税確定後記入
C差引翌期首現在利益積立金額=@法人税確定後記入@-A+Bの金額 |
納税充当金 | (27) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額12,109,700
A減=@@の金額12,109,700
B増=@法人税確定後記入
C差引翌期首現在利益積立金額=@法人税確定後記入@-A+Bの金額 |
未納法人 | (28) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額△8,188,800
A減=@@期首現在利益積立金額+B増の中間分の金額=△10,761,800
B増=@別表5-2の3中間Aの金額△2,573,000
C差引翌期首現在利益積立金額=@法人税確定後記入@-A+Bの金額 |
未納道府県民税 | (29) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額347,900
A減=@@期首現在利益積立金額+B増の中間分の金額=△531,500
B増=@別表5-2の計11Aの金額△183,800
C差引翌期首現在利益積立金額=@法人税確定後記入@-A+Bの金額 |
未納市町村民税 | (30) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額924,100
A減=@@期首現在利益積立金額+B増の中間分の金額=△1,277,100
B増=@別表5-2の14中間Aの金額△353,000
C差引翌期首現在利益積立金額=@法人税確定後記入@-A+Bの金額 |
差引合計金額 | (31) |
@期首現在利益積立金額=@前期の別表5-1「差引翌期首現在利益積立金額C」の金額144,579,790
A減=@縦の計上から4+5+26+27-28-29+30の金額104,219,990
B増=@法人税額確定後記入
C差引翌期首現在利益積立金額=@法人税額確定後記入 |
資本金等の額の計算に関する明細書
資本金又は出資金 | (32) |
@期首資本金又は出資金¢O期の「C差引翌期首現在資本金等の額」を記入
C差引翌期首現在資本金等の額∞@-A+Bの金額 |
記事はここまでです。