1.法人税額確定前の書き方

別表五(二)の法人税額を計算する前までの書き方。別表五(二)は、法人税額を計算する前までの記入と、計算した確定税額を記入して、完成まで2回に分け作成します。最初の作成は、当期中に納付した法人税、道府県民税、市町村民税、事業税の納付状況、源泉所得税など租税公課の納付状況を記入します。

 

@「法人税及び地方法人税2」=@左枠の欄へ前期の事業年度を記入して、前期の別表五(二)「期末現在未納税額6」を 「期首現在未納税額1」と「充当金取崩しによる納付3」に記入

 

A「法人税及び地方法人税3」=@「当期発生税額2」へ中間申告額を記入して、「損金経理による納付5」へ納付額を記入

 

B「道府県民税7」=@左枠欄へ前期の事業年度を記入して、前期の別表五(二)「期末現在未納税額6」を 「期首現在未納税額1」と「充当金取崩しによる納付3」に記入

 

C「道府県民税8」=@「当期発生税額2」へ中間申告額を記入して、「損金経理による納付5」へ納付額を記入 

 

D「市町村民税12」=@左枠欄へ前期の事業年度を記入して、前期の別表五(二)「期末現在未納税額6」を 「期首現在未納税額1」と「充当金取崩しによる納付3」に記入

 

E「市町村民税13」=@「当期発生税額2」へ中間申告額を記入して、「損金経理による納付5」へ納付額を記入 

 

F「源泉所得税22」=@「当期発生税額2」へ記入して、「損金経理による納付5」へ納付額を記入(損金算入のもの)

 

G「固定資産税23」=@「当期発生税額2」へ記入して、「損金経理による納付5」へ納付額を記入(損金算入のもの)

 

H「源泉所得税28」=@「当期発生税額2」へ記入して、「損金経理による納付5」へ納付額を記入(損金不算入のもの)

 

I「期首納税充当金30」=@前期の別表五(二)「期未納税充当金41」を記入

 

J「計33」=@31+32を記入

 

K「法人税額等34」=@5の3+10の3+15の3を記入

 

L「事業税35」=@19の3を記入

2.別表へ記入

最初の別表五(二) 自平成31年4月1日至1令和2年3月31日

 

法人税及び地方法人税・道府県民税・市長村民税・事業税
最初の別表5-2法人税及び地方法人税・道府県民税・市長村民税・事業税の欄

 

1.法人税及び地方法人税

H31.4.1〜R2.3.31 (2)

@期首現在未納税額=@前期の別表5-2「期末現在未納税額E」の未納額8,188,800

 

B充当金取崩しによる納付=@「期首現在未納税額@」を納付8,188,800

中 間 (3)

A当期発生税額=@当期に発生した中間納付額2,573,000

 

D損金経理による納付=@中間納付額2,573,000

 

2.道府県民税

H31.4.1〜R2.3.31 (7)

@期首現在未納税額=@前期別表5-2「期末現在未納税額E」の未納額347,700

 

B充当金取崩しによる納付=@「期首現在未納税額@」を納付347,700

中 間 (8)

A当期発生税額=@当期に発生した中間納付額(法人税割173,800+均等割10,000)183,800

 

D損金経理による納付=@未納額を納付183,800

 

3.市長村民税

H31.4.1〜R2.3.31 (12)

@期首現在未納税額=@前期別表5-2「期末現在未納税額E」の未納額924,100

 

B充当金取崩しによる納付=@「期首現在未納税額@」を納付924,100

中 間 (13)

A当期発生税額=@当期に発生した中間納付額(法人税割328,000+均等割25,000)353,000

 

D損金経理による納付=@中間納付額353,000

 

4.事業税

H31.4.1〜R2.3.31 (17)

A当期発生税額=@前期の事業税及び地方法人特別税2,649,100

 

B充当金取崩しによる納付=@前期の事業税及び地方法人特別税の納付額2,649,100

当期中間分 (18)

A当期発生税額=@当期に発生した中間納付額(事業税594,300+地方特別税528,400)1,122,700

 

D損金経理による納付=@中間納付額1,122,700

 

5.その他

 

最初の別表5-2その他の欄
その他

源泉所得税 (22)

A当期発生税額=@別表6-1の「6」のA-「6」のBの金額19,910 又は別表五(二)の22のAの金額

 

D損金経理による納付=@同左の額19,910

固定資産税他 (23)

A当期発生税額=@固定資産税、印紙 租税公課で処理した金額978,000

 

D損金経理による納付=@同左の額978.000

源泉所得税 (28)

A当期発生税額=@別表6-1「6」のBの金額251,445

 

D損金経理による納付=@同左の額251,445

 

6.納税充当金の計算

最初の別表5-2納税充当金の計算の欄

期首納税充当金 (30) 前期の別表5-2の納税充当金の計算の「期末納税充当金(42)の金額を記入12.109,700
法人税額等 (34) 5のB+10のB+15のBの金額を記入9,460,600
事業税 (35) (19)のBの金額を記入2,649,100
(40) (34)+(35)+(36)+(37)+(38)+(39)の金額を記入12,109,700

 

 

記事はここまでです。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

トップへ戻る